【訃報⇒増本和馬】ビキニ原告団の国賠訴訟の内容やビキニ環礁の場所はどこ?

社会・政治


ビキニ原告団の代表である増本和馬さんがお亡くなりになりました。


心からお悔やみを申し上げます。


増本和馬さんはビキニ原告団の代表として活動しており、太平洋のビキニ環礁で実施した水爆実験を巡り国賠訴訟を行っている最中でした。


今回はこちらの内容について情報をお届けいたします。

  • 国賠訴訟(国家賠償訴訟)とは
  • ビキニ原告団の国賠訴訟の内容
  • ビキニ環礁の場所(位置)


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国賠訴訟(国家賠償訴訟)とは

日本国憲法第17条は、「何人も、公務員の不法行為により、損害を受けたときは、法律の定めるところにより、国又は公共団体に、その賠償を求めることができる。」と規定して国家無答責の法理を排斥した。同条は、1946年(昭和21年)4月17日の憲法改正草案には規定がなく、衆議院の修正で加えられた。同条にいう「法律」として制定されたのが、国家賠償法である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%AE%B6%E8%B3%A0%E5%84%9F%E6%B3%95



国賠訴訟(国家賠償訴訟)は公務員の不法行為により、損害を受けた時に国や公共団体に賠償を求めることができる法律となっています。


続いてはビキニ原告団が訴訟している内容について見ていきたいと思います。

ビキニ原告団の国賠訴訟の内容


ビキニ原告団は1954年に太平洋のビキニ環礁で実施された水爆実験について周辺海域で操業していた元船員や遺族らが慰謝料などを求めた国賠訴訟を起こしています。


ビキニ水爆実験では増本和馬さんが乗船していた第5福竜丸以外にも約1000隻の日本の漁船・商船が被災しました。


厚生省は被災した漁船・商船について詳細な情報を把握していないと国会答弁を行っていましたが、大量の資料が外務省・厚労省に保管していることが分かりました。


そのことについて「資料隠ぺい」「虚偽答弁」といった理由で元船員と遺族の45名が2016年5月に高知地裁へ約6500万円の賠償を求めて国賠訴訟を提起しています。


控訴審判決は2019年12月12日に言い渡される予定となっています。

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ビキニ環礁の場所(位置)



ビキニ環礁は日本の東京から約3,711 km離れた場所にあります。


ビキニ環礁から近くて有名な場所だとグアムですが、グアムからビキニ環礁までは約2,252 kmの距離となっています。

おわりに


増本和馬さんは元船員として全ての法廷に出席していました。


判決を前にお亡くなりなったのですごく心残りだと思います。


2019年12月12日の判決で訴訟が認められることが増本和馬さんにとって最も報われる結果となることでしょう。


ぜひとも訴訟が認められてほしいものです。


本日は最後までお読みいただきありがとうございました。

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